だからどうした。

うだうだカジュアルモード。

セクハラ、あるいは性犯罪被害者への第二次被害について日本は20年前とあまり進歩していない件

 

昨夜、食事をしながらぼんやりと考えていて、あるできごとを思い出した。

 

20年、あるいは25年前。私がまだ高校生だった気がする。大学生だったかもしれない。確か被害に遭った方が年が近かったので、それぐらい前という印象を持っているのだと思う。

今、成人コンテンツに厳しい国にいるのでソースを検索(Googleもbingもダメ)できないのだが、ある女子大生が友だち複数とイタリア旅行中に、ナンパしてきたイタリア人男性に強姦されたというニュースがあった。加害者は逮捕され、女子大生はその後、旅行を続けた。

 

というだけ(という表現は不適切かもしれないが)の話なのだが、女子大生に対する世間の風当たりは厳しかった。

「ついて行く方が悪い」「旅行で浮かれていたのではないか」「そんなひどい目に遭ったのに旅行を続けるなんて信じられない」

ネットの反応はどうだったのかは知らないが(広く意見交換できる場はあっても2chの前身程度。私は出入りしていなかった。)、上記意見はマスコミから出ていたものだった。

「え?なんで?自己防衛は確かに必要だけど、レイプした方が悪いのに、なんでそんなこと言われないとダメなの?なぜ被害者にそんな言葉を投げつけるの?」と、私は不思議で仕方がなかった。

 

セクハラ次官の件といい、山口メンバーの件といい、何故か被害者が一部の人間から叩かれている。やれハニトラだ、やれ呼び出しに応じる方が悪いやら、やれやれ。根本的な問題は本当にそこなのだろうか。

今回の一連の問題は、女子大生レイプ事件とは別に立場を利用したパワーハラスメントという側面もある。もちろんそれを断る勇気は大切だが、断れない場面もあるだろう。ここは難しいところではある。

今でこそ、マスコミからそのような意見の発信は(一部、自称文化人気取りには根強く残っているようだが)、表向きはなくなりつつある。

ただネット…のみならずではあるが、日本という世間に蔓延る誤った自己責任論というのは、20年前と変わらず確かにそこにあるのだなと思いながら、入れられすぎたトマトスープを残し、私は店を出た。