感度の高い皆さまならご存知かと思う。
Amazon Goという新しいショッピングのエクスペリエンスを。
あなたは入り口でスマホをかざし、後は欲しいものをショッピングバッグに入れていくだけ。
レジスタに並ぶことなく、すぐに家族の待つ家に向かうことができる。
そう、Amazonならね。
なんか混ざってしまいましたが、これ、ほんとすごいなと思ったんです。
昔、流通業のPOSとか基幹システムとか作ってたのですが、セルフレジがせいぜいでした。
こんな夢のような買い物の仕方が実現するとは。しかもまだ21世紀の初頭なのに。
Amazon、おもしろい会社だなと思いました。
そして今日、こんな記事を見かけました。
なんか、すっごく悲しい。悲しみを感じる。そしてつらい。とてもつらい。
ロボットに夢をとか、10年前の感性な気がする。いや、今もロボットに何かやらせるっていうのはあるんだけど、コレジャナイ感すごい。
レジロボは、顧客自身がバーコードをスキャンした商品を、専用バスケットに入れて専用レジに置くだけで、自動的に精算して袋詰めするシステムである。これにより、店員がレジで商品のスキャンや袋詰めをする必要がなくなり、レジ業務を省力化できる。
えっ!そこじゃないだろ!そこじゃ!レジ業務を省力化じゃない!顧客(エンドユーザ)のエクスペリエンスやバリューはどこにあるの!!!!自分でバーコードスキャンなんてない!それすら省力化しないとどうするの!!
2017年2月には実験を一歩進めて、バーコードスキャンの代わりにRFIDを使って商品スキャンを自動化する実験を始める。バーコードラベルの代わりに商品にRFIDタグを付ける必要があるが、商品情報を自動的に読み取ることが可能になる。
もうそれ、Amazon Goでやってるよ。一周どころか百周は遅れてるよ。そんなんでいいの。
そもそもワクワクしない。まったくワクワクしない。
色々とダメなところはあるけど、それがダメ、一番ダメ。致命的にダメ。
新しいものを創り出すならもっとワクワクさせてほしい。
「おもしろそう!」「使ってみたい!」や「どうやってるの!」「仕組みを知りたい!」という好奇心、知的好奇心をもっと刺激してほしい。
ダメ出しばかりして開発者の皆様には申し訳ないけど、従来のモノづくりと同じように、ひとつの作業を自動化するだけじゃ、世界に認められない気がしています。